ディーラーというのは下記ような段階をへて成長するのだそうです。
おろおろしてただモニター画面を見て手を動かすのが精一杯。
自分の相場観などまったく持てない。
インターバンク市場の相手金融機関にプライスを叩かれるだけ。
往々にして、利食いは早く、損切りは遅いというミスを犯す。
ディーリング(ほんとはディーリングと呼べるレベルではない)をすればするほど含み損だけが積み上がっていく。
ポジションを持っている時間の大半が含み損が出ている状態。
損切りを覚え、それなりの相場観に基づきポジションを作るようになる。 しかしポジションを作る回数は多くなるものの、少額のロスが連続。損益はまだマイナス。
静かなマーケットではそれなりに稼げる。 しかし、荒れた相場では手が出なくなり、できていたはずの損切りもタイミングも逃し、少しずつ積み上げた収益を一気に吐き出すことがある。 一人前になったと錯覚しやすい段階。
損切りは基本的に早く、利食いを我慢できるようになり、ポジションを持っているときの含み益が出ている時間が長くなる。 損益は完全にプラス。 相場状況に応じてポジションを調整でき、相場が動くときほど活躍できるようになる。
利食いを我慢するだけでなく、ポジションを拡大できるようになる。 特に大相場には強くなり、ここぞというときの収益力は絶大なものとなる。 時には大勝負に出ることもあるが、決して無理はせず(この判断は極めて難しい)、危険とみれば勇気をもって素早く撤退できる。
天性の才能で、すぐに上級以上に達する者はまれにいる。
逆に、いくら時間をかけても成長しない者は多い。
ディーラーとしてものになるかどうかはわりとすぐわかるそうです。
収益目標が達成できなかった場合は、国内金融機関だと即クビとはならないようですが、 ディーリングルームの中のディーラーでない仕事(リスク管理など)に異動になるらしいです。 外資系だと減俸またはクビ。
ディーラーは若いうちしかできない、というのは、別にそんなことないらしいです。
できない人は若くてもできないし、できる人はずっとできるらしいです。そりゃそーですね。
10年以上ディーラーをやっている方々というのはお互いに尊敬しあっているらしいです。
「10年以上やってる=10年以上勝ち続けている」ということで、かなり凄いわけです。
ちなみに私が話しを聞いた方は15年くらい為替ディーラーをやっていた方。
期日までに収益ノルマを達成した場合は、仕事したふりをして遊んでるんだそうです。定時になったら即退社。
逆に、収益が足りない場合はガンガン勝負にいくらしいです。
勝負に勝つ→クビがつながる、勝負に負ける→クビ、現状のまま→クビ
ということで勝負にいかざるを得ないらしいです。
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